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家を建てるのに考えるべきこと 2
建物予算が決まりましたところで先ず考えるべきは、計画している土地建物が数十年後に資産になるか、ならないか、です。
それによって人生設計が大きく変わってきます。
ではどう変わるのかと言うと、資産になる場合は総額4,500万の住宅ローンを返し終わった時点で売却すると土地の価値が変わってなければ1,800万の土地評価です。
さて住宅はと言うと新築から30年後の評価は、一般的に大まかですが不動産業界での評価としては築10年以内なら新築時の60%、築15年では50%、20年では40%、25年以上では30%、30年以上なら20%、35年以上では10%ほどにしか評価されません。
しかもその評価額は純粋に本体建築費だけで地盤改良費やその他経費、設計費などは含まれません。
従って今回のケースでは、ローン完済した時点での資産額は土地1,800万、住宅220万(建築費2,700万の内本体が2,200万となる)合計2,020万円となります。
つまり殆ど住宅の評価無く土地の評価しか無いと言うのが現状です。言い変えれば住宅は資産にならないと言うことです。
では、これを踏まえて前段の最初に考える人生設計をどう考えれば良いのでしょうか?
住宅は資産にならない。土地しか資産にならない。
これを前提に、65才でローン完済をした今回ケースでは年金で今後約20年を家族とこの家で暮らしていくことになります。
築30年以上経過した住宅はメンテナンスが必要だと大手ハウスメーカーは言っています。
では今後の為にメンテナンスを依頼しました。内容は大体がこのような感じです。
外壁サイディングの補修及び塗装、屋根の塗替えか葺き替え、内部クロスの張替え、ユニットバスの入替え、一部床の張替えなど・・・一般的なケースで約300万から500万!
今後20年間の楽しいリタイヤライフのために家を住み易くするために年金生活になってから300万から500万も必要になるんです。
つまり最初に考えるべき人生設計はローン完済後に家のメンテナンス費用が数百万もかかるという事を知るべきだと言うことです。これは事実なんです。
こんな建築業界はおかしくないですか?
数千万もかけて建てた家がローン完済した後もまだお金がいるなんて・・・絶対におかしい!
じゃあどうすればいいのか?
それは、メンテナンスの必要が無い建築を選ぶことです。
メンテナンスが無ければローン完済後もお金がかからないうえに、家の評価が通常の評価基準より高く評価されるのです。
じゃあメンテナンスの必要のない建築とは?