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F☆☆☆☆(フォースター)って安全なの?

こんにちは。リード・アーキテクトです。
皆さん、F☆☆☆☆(フォースター)ってご存知でしょうか?
1990年代に主に新築住宅のシックハウス症候群が社会問題になりました。
シックハウス症候群とは、建材や接着剤、塗料などから放散されるホルムアルデヒドや、揮発性有機化合物の濃度が高い住宅において、健康障害を引き起こすことです。
その予防のためにシックハウスの原因物質として、二つの化学物質が指定され、対策が義務付けられたのです。
この2つの物質とは、ホルムアルデヒドとクロルピリホスです。

 

ホルムアルデヒドは接着剤の成分として、クロルピリホスは有機リン系の殺虫剤で、シロアリ駆除剤として使われていました。
しかし、毒性が強すぎるということでクロルピリホスのみ全面使用禁止となりました。

 

ホルムアルデヒドは使用してもいいけれど、使う量を制限することとなりました。
F☆☆☆☆(フォースター)とは、ホルムアルデヒドが発散する量が少ない建材という意味なのです。
合板などホルムアルデヒドを使用した建材は、長期間わずかながらも毒性物質を発散させます。

 

法律上は問題ないとしても、やはり完全に安全とは言い切れないものなのです。
そして新建材と呼ばれる住宅建材には実はホルムアルデヒド以外の化学物質も多く使われています。

 

実は厚労省が人体に悪影響を及ぼすと指定している有害物質は13種類あります。
しかし意外なことに国土交通省で規制したのは、ホルムアルデヒドとクロルピリホスの2種類だけだったのです。

 

有害物質13種類は以下のものです。
ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン、エチルベンゼン、スチレン、クロルピリホス、フタル酸ジ -n- ブチル、テトラデガン、フタル酸ジ -2- 、エチルヘキシル、ダイアジノン、アセトアルデヒド、フェノルカルブ

 

要するに基準の最高レベルのF☆☆☆☆(フォースタ)建材にも人体に危険な化学物質が多く含まれていることを知っておかなければいけませんね。
これらを一切使用せずに家づくりをすることは、正直なところ難しいと思います。
しかし少しでも危険な建材素材を使用せずに家づくりをすることは、十分可能です。
リード・アーキテクトは皆様としっかりとしたお話し合いを進めながら家づくりを行っています。

 

 

 

 

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